先生苦笑女子顔負けの筋力不足で奮闘中。目指せ低力高速。
エピソード5〜総体へ向けて〜(中3)
痛いなんて言っていられない。
妥協なんてしてられない。

もう、もう一回しかチャンスは残されていないのだから。

頑張った「証」を残せるチャンス。




それまでも十分練習は頑張っていたはずだけれど、ここに来てもう一つ上の領域へ到達した。
質も量も断然上がった。故障については治療院へ通う毎日。


スタートが遅かったのだから誰よりも頑張らないと、みんなと同じ舞台へ立てない。
専門種目は新たに800mが加わった。自分の可能性を探る。


総体は学校対抗戦みたいな感じ。夏休みに入ると続々と他部活から助っ人部隊が到着する。
彼らは良き刺激になるが、もちろんライバルにも成りうる。一校の出場枠が限られているのだ。


負けるもんか。


夏休みにびっしり予定の入ってた塾はきっぱり辞めた。それだけ総体に掛けていた。
受験生の夏。僕には部活しかなかった。


ここまでして、結果が出ないなんて事はあるのだろうか・・・?


そんな思いを振り切るように走った。ひたすら。


短い短い夏が明け、ついに最期の時がやってきた。
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